Beyond my Expectation!

国際交流に携わって4半世紀が過ぎた。初めて生徒を連れて海を渡ったのは2000年。まだ20世紀、オーストラリアの生徒を22人、アリススプリングスから東京、京都、大阪での交流活動を体験してもらった。日本帰国後、この20年間にオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリス、シンガポール、ブルネイ、台湾、GLHS10校の企画や各校独自のプログラムに携わってきた。

コロナウイルス感染症が大きな影響を与え、多くのモノを奪っていった中で、新たな産声を上げた企画がBeyond ī in Singaporeだ。GLHS10校の海外研修に携わる中で、各校独自のプランでも同様の気づき、学びが提供できないかという想いで前前任校でもケンブリッジ大学での研修や南カリフォルニアでの多種多様なことに挑む研修などにチャレンジしてきた。希望者をできるだけ多く連れて行きたいという想いで当時アジア、ナンバー1のNUSでの研修をシンガポールで実施し、学生との様々なセッションの中での英語運用能力の向上だけがゴールではないプログラムが実施できた。

感染症の猛威が薄まる中、海外研修の企画が再開され2年前の夏GLHS海外研修もアメリカサンフランシスコで行われた。その参加者たちが本校Beyond ī の一回めの参加者となり、今の源流を作ってくれたと思う。

引率の先生方とのゴールの共有、その中で何ができるかということについて探し求め、目の前に訪れるチャンスをことごとくものにするというスピリッツと行動力が研修の企画そのものをより価値のあるものにしている。まさしく予想を超える成果が一昨年、今年、参加者たちの感想の中から得られている。この姿勢がきちっと繋がれ、紡がれていけば揺るぎのない学びの場として茨高を支えていくプログラムの一つとなると感じている。

一昨日は、昨年参加した2名の生徒のプレゼンと多数生徒への質疑応答の場が本研修の説明会の中で設けられた。ご参加された生徒、保護者のみなさんにうまく届き、ご判断の一助になれば幸いです。あの場を共有していただいたすべての人に何か得るコト、モノがあることを願って!

実施に際して準備に携わってくれた生徒のみなさん、先生方、ありがとうございました。