しきりに、秋がなくなったという声が飛び交っている。先週の火曜日は半袖のシャツを着ていた。春秋物とはいえコートなしでの通勤は厳しい。「四季から二季へ」などの活字も散見される。明日で10月が終わる。2025年もあと2か月、2025年度も5か月だ。3年生や生徒のみなさんが登校する実態を考えると実質お話を聞く機会は4カ月。冬休みを考慮すると3カ月半というところか。 先々週はほぼ出張で学校におれず、先週も学校にはいるもののバタバタしていた。今週は、文化祭前の忙しい週でありながら、多くの生徒が校長室を訪れてくれた。軽音楽部からIBAKO STATIONのご案内をいただいた。曲のLine upに心躍る。立場上、手を高く掲げるなどは慎もうとしているが、気付くと膝でリズムをとってしまい、いつも踵は浮きがちだ。コッソリとノリノリになってしまおうと思う。
昨日は、科学の甲子園出場メンバーが全員そろって訪ねてきてくれた。チームを率いたリーダーの思いとそれに応えた化学部のメンバー。心通い合う勉強会の講師陣の助けを借りて挑んだとのこと。ハプニングやアクシデントを乗り越えられたのはまさしくチームワーク、それぞれの持ち味をお互いに知り、強いところを押し出し、弱いところを補い合う。130周年式典でパネリストのみなさんが届けてくださっていた、「好きなものを得意なものにして向き合う、向かい合う。それは努力ではない。」というメッセージ。出題されるであろう問題のための対策のためではなく、どうしたら各科目をうまく理解できるであろうか、みんながわかりたいという気持ちになるためにどう説明するのがいいのか、そう考えながら学んできたことは「面白い」="好奇心"が起点となり、そこには「努力」という文字がかすんで見えるような気がする。
飄々と淡々と等身大に自分たちのことを表現するメンバーを見ていると、高倉先生のメッセージ「次の時代を担うのは君たち茨高生です!」の襷が受け渡されているように感じ、非常に密度の濃い10月が終わりを告げようとしていることに安堵を覚えます。
2年前から、そして去年から機会があればお話ししたいと思っていた生徒さんとも話をする機会がありました。お話ができた人たちはみな、式のあいさつで私がした話について語ってくれました。いつもほんの5分足らずの話ですが、心に残っていることが少しでもあるとするならこんなにうれしいことはありません。ずっと心に抱いていたことを直接伝えることができ、渡したかったカンガルーをやっと届けることができました。でも、まだ渡せていない(渡したい)カンガルーが箱の中で出番を待っています。(でも今日も一つ届けることができました。渡せた。良かった~)今年度もあと3カ月半。授業見学で教室を訪れることも多くなります。3年生は面接練習もあります。宝探しの旅が楽しみです。1,2年生のみなさんもチャンスがあればお話ししましょう!よい11月、秋?(冬?)になりますように! ↓ これすごいことなんですよ。偉いこっちゃ
