9月11日(月)に大阪健康安全基盤研究所にて「高校ではできない分析化学実習」が行われ,
2年生の理系の生徒8名が参加しました。
(本校の校長ブログにも,様子が掲載されています。)
まずは,大阪健康安全基盤研究所がどのような機関であるか,私たちの暮らしに
どのようにかかわっているのかなどを説明していただきました。
その後,実験室へ移動し白衣に着替え,用意していただいた実験書を基に
午前の実習が始まりました。今回のテーマは『化学発光』です。
学校では通常4人1組で実験を行いますが,
今回の研修では,1人ずつ実験セットを準備していただいたので,
全員がしっかり実習をすることができました。
昼休憩をはさみ,午後はまず施設見学をしました。
X線構造解析装置やNMR(核磁気共鳴),ガスクロマトグラフィー,液体クロマトグラフィー,
質量分析装置など,分析装置の仕組みや用途を説明していただきました。
高額な分析機器がたくさん備え付けてあり,私たちの健康の安全を守るため,
衛生研究所が求められている分析の厳密さを知ることができました。
その後,野菜に含まれる発光物質を抽出する実験を行いました。
分析機器にかけるために,抽出液を100倍や1万倍に希釈する必要があり,
その手順を自分たちで考えながら実習をすることができました。
分析結果は,後日データで送ってくださるそうです。
講義・実習・見学すべてにおいてとても有意義な研修でした。
大阪健康安全基盤研究所(大安研)の皆様,本当にありがとうございました。