12月12日(火)にたくさんの保護者の方に参加していただき、PTA講習会を開催しました。
今年度は、例年している白杖体験と食事体験でした。
視覚障がいのある方が、どのように感じ、どんなことに苦労を感じているのかを実際にアイマスクを着用して体験していただきました。
今回は、食事体験を行いました。
この写真は、山梨県の銘菓「信玄餅」をひとりひとり食べていただくところです。
みなさん、ご存じの信玄餅はお餅の上にたくさんきな粉がのっていて、さらに甘い蜜をかけていただきます。
一度は、食べたことがあるでしょうか?
はじめに、ビニールの結び目をほどきます。そして容器のふたをあけます。
ここまでは、みなさん上手にできていました。
ここからが、大変なんです!
こぼさないように慎重に蜜をかけて・・・いただくのですが・・・。
お餅を口に運ぶ際に、たくさんきな粉がこぼれ、みなさん苦戦していました。
写真は、昼食のお弁当を食べる時です。
お互いに、ペアになって言葉でおかずを説明したり介助する体験もしていただきました。
おかずがどの位置にあって、どんな色や大きさなのかを説明して食事が進んでいきます。
醤油は、何にかければ・・・きれいにお弁当を食べることの難しさを感じさせられました。
こんな体験会を今後も続けていって欲しいと強く感じました。
手引きもそうですが、視覚障がい者への支援の方法をもっと啓発して、視覚障がいのある方がどこにいっても安心して生活できる社会をつくっていきたいと思います。
今後も「支援の手」をたくさん増やしていきたいと思います。
参加していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
(太田教頭)