今日の給食はごはん、ゴーヤチャンプルー、にんじんしりしり、ソーキ汁、牛乳です。
沖縄の郷土料理を取り入れた沖縄メニューでした。
今日はゴーヤチャンプルーについて紹介します。
「チャンプルー」は沖縄の方言で「ごちゃまぜ」という意味があります。
豆腐といろいろな食材を炒めた料理で、ゴーヤを使うと「ゴーヤチャンプルー」、マーミナー(もやし)を使うと「マーミナーチャンプルー」となります。
使う食材で呼び方が変わるなんて面白いですね。
今日の給食ではゴーヤを使いました。ゴーヤは夏野菜の王様とも言われる、苦みが特徴の野菜です。
ゴーヤの苦みをやわらげるために給食では3つの工夫をしました。
①下ごしらえの時に塩でもむ。
塩でもんで時間を置くと塩がなじんで、ゴーヤから水分が出てきます。このときに水分といっしょに苦みが出てきます。それによって口に入れた瞬間の苦みは残りますが、全体的に苦みをやんわり取り除くことができます。また、ゴーヤ自体にも塩味がつきます。
②豚肉といっしょに炒める。
油の効果で苦みを感じにくくなります。
③うま味のあるものを入れる。
今回は仕上げにかつお節を入れました。かつお節のようにうま味が強い食材を入れることでも苦みが薄れます。
旬の食材の味を知ってほしいので多少は苦みも残すようにしたのですが、おいしさとのバランスが難しく・・・やっぱり苦くて食べにくい人もいたようです。
食べやすくなるようにさらに改良を重ねていこうと思います。もし、いい調理方法を知っている人がいたら教えて下さいね。
(栄養教諭 宮原)