1年生のはり実技は、身体の各部位に応じて安全なはり施術が
できることが目標です。
この日は、腰にある腎兪(じんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)、
夾脊(きょうせき)というツボにはりをしました。
用具類と施術部位の消毒ができたら、教員の腰で骨の出っ張りを
視標にツボの場所を探します。
教員から触察方法のアドバイスを受けながら、筋肉の緊張状態も
観察します。
はりを入れるときは、部位、深さ、角度が正しくできているか、
教員と一緒にチェックします。
はりを抜いた後は筋肉の緊張状態に変化があるかを観察し、
施術部位の消毒、そして後片付けです。
消毒当番の生徒は授業で使用した用具類を回収して滅菌の
機械に入れます。
1年生も終わりに近づき、はりを入れることや施術前後の
消毒作業が手際よくできるようになりました。
症状に応じたはり施術を学習する2年生の授業に向け、
しっかり基礎を固めています。