理療系学科の2年生は、10月19日より、校外の方へ施術を行う「臨床実習」が始まります。
10月7日(金)2時間目、あんま実技の時間。
教員が患者役となり、臨床実習と同じように、決められた時間内で症状に応じた施術を行う練習をしました。
施術を始める前に、症状に関する情報収集をします。
「いつ頃からですか?」「どのような動きが辛いですか?」などの質問をしながら身体を動かしてみたり、痛みのある部位を手で触れてみたりして状態を観察します。
聞き取りと触察による情報から、どの部位に重点をおいて施術するかを考えます。
患者さんへ施術の内容、姿勢、時間などの説明をし、施術を始めます。
施術中は、患者さんが苦痛を感じないよう、圧の強さや姿勢に注意が必要です。
苦痛を感じているときは、圧を入れたときの抵抗感が強くなり、声や呼吸に変化が現れます。
言葉で確認するだけでなく、患者さんの反応をしっかりみることも大切です。
一通り施術が終わったら、施術前後の変化を確認します。
身体を動かしたときの可動範囲や痛み、筋肉の緊張状態を観察します。
決められた時間ぴったりに終えるのはなかなか難しいようです。
臨床実習スタートまであと少し。
各施術部位の時間配分、施術前後の観察と評価のすすめ方など、スムーズにできるよう、工夫しながら練習しています。