今日は、本校スクールカウンセラーの金松美 臨床心理士 による、適応指導教室に関する研修が行われました。
金先生は大阪府教育センター教育相談室でもカウンセラーとしてご活躍されています。
適応指導教室は、本校の3号棟(社会科準備室がある棟)の1階にありますが、大阪府教育センターが管理・運営しています。
そこでは、心理的な要因などにより登校したり教室へ入ることができない生徒に対し、学校に通えるようになるよう支援したり、
将来に向けて社会に適応できる力をつけるよう支援したりしています。
大阪には適応指導教室は1つしかなく、府内の高校生たちが各地から通ってきます。
そこに通う生徒は、個人で行う学習活動に加えグループワークも行い、他の生徒たちと関わりながら日々を送っています。
そして生徒たちは、学校に復帰したり、転校したり、高卒認定試験を受けて大学に進学したりと、それぞれ自分の道を歩んでいきます。
高校生は様々なことに関して悩みや問題を抱える時期ですし、このように生徒を支援できる環境があることはとても意味のあることだと思いました。
ただ研修の中で、適応指導教室が府内に一つしかないことが問題点として挙げられました。
適応指導教室が他の場所にも設けられ、生徒をサポートできる体制がより整う必要があると感じました。