What a lovely day!  Road - broad - abroad 4

1999年9月某日、オーストラリアのアリススプリングスに降り立った。出迎えてくれたAlice Springs Language Centreのセンター長のキャスと初めて会った日だった。互いの自己紹介を終えた直後の一言だったから、強く印象に残っている。真夏の大阪から、やってきた私たち家族にとって涼風を感じる秋は南半球の人々にとっては冬を乗り越えて迎えた暖かい、待ち遠しい春だった。

What a lovely day it is!カタカナのラヴリーのイメージで直訳したら「なんてかわいい日なんでしょう!」と受け止めるところですが、空を眺めながら心から喜んでいる様子を見れば「なんて 素敵な/素晴らしい/心地よい/美しい 日なんでしょう」一語一意ではないということを改めて実感した瞬間でした。(春と秋が同居する感覚もLovelyでした。)

2度めのlovelyは、サッカーのゲームで左サイドからセンタリングを上げたときにセンターフォワードのホースが、What a lovely ball it is!とシュートを決める前に一言、シュートを決めた後lovelyを連呼しながらハグしてきた。「すんげー(大阪弁ならごっつい)いいパス」と聞こえた言葉lovelyだった。

日本語はどうとらえられるのだろう。音楽科のある学校の生徒たちと過ごしたNZでの2週間のホームステイ、午前中はESLで英語を学習し、午後から現地でのアクティビティーに参加してもらうプログラム。午後から農場体験をしてもらった後、最後は道なき道をバギーでバスが待つ駐車場まで送ってもらった。ダートコースで凹凸が激しく、生徒たちは悲鳴を上げ、大声で叫んだ。現地の少し日本語が理解できるキウイスタッフがなぜ、君たちは「CuteやPretty」と叫ぶのだ。ここは「Scary」「Terrible」ではないか?

生徒たちが叫んでいたのは「Kowaii」。スタッフには「Kawaii」と聞こえたようだ。その違いを一生懸命伝えて、スタッフにレッスンと称して「可愛い」「怖い」をリピートさせていた。生徒の英語でのコミュニケーション能力は間違いなく高くなっていた。

 明日[2月4日]、大阪大学吹田キャンパス、コンベンショナルホールでのGlobal Leaders High School 合同発表会で茨高の代表メンバーは「かわいい」について発表をします。参加した聴衆にどのように受け止められるかが楽しみです。研究・調査したその結果が実りあるものになりますように!同発表会で10校での合同企画に参加したメンバーより、福島県での研修の成果についての発表もあります。

翌、2月5日には茨木市男女共生センターローズWAMまつりに参加する4チームが様々なテーマについて、それぞれの取り組みを発表します。     

胸張って、堂々と、茨高らしく! Good on you!76期生

 I really hope each of them will have a lovely day tomorrow!