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シリーズ特別支援教育「個別の教育支援計画・指導計画について(2)」

前回は個別の教育支援計画・指導計画の歴史についてお話をしました。(前回の記事は シリーズ特別支援教育「個別の教育支援計画・指導計画について(1)」 をご覧ください。)今回は実際の個別の教育支援計画と指導計画についてお話をしたいと思います。

まず、個別の教育支援計画・指導計画の役割についてお話したいと思います。知っている!という方も、もう一度お付き合いください。

【個別の教育支援計画】
在学中を通して幼児・児童・生徒一人ひとりのニーズを把握し、長期的な視点で支援を行い、的確な教育的支援を行うための計画です。作成のためには、「基本的なプロフィール」「障がいの状況」「福祉の状況」「支援の状況」「学習の状況」などをもとに、「合理的配慮」「学習の目標(長期目標・短期目標・評価)」「キャリアプランニンク゛」といった、3年程度を見通した教育の計画をたてていきます。

本校の「個別の教育支援計画」は次の画像のように作成しています。(クリックすると大きな画像にリンクします)

左上が表紙、中上・右上・左下はプロフィールシート、中下は学部ごとに作成する学習目標やキャリアプランニンク゛についてのシート(例は高等部普通科のものです)、右下は保護者の確認シートです。

本校では、個別の教育支援計画をプロフィールシートとしても活用しているため、これを見るだけで今までの教育の状況などが一目でわかるようになっています。

校内で学部を進級した場合には、このシートが次の学部に送られます。外部へ進学(転校)した場合は、ご家庭へこのシートをお渡しいたしますので、進学先(転校先)の担任の先生にお渡しください。

重要なことは、「子どもがどうなりたいか」(子どもの願い)「子どもにどうなってほしいか」(保護者の願い)を明確にすることです。そして、二つの願いをもとに「子どもがどう伸びていくか」(教員の願い)をはっきりさせていくことが、次に説明する「個別の指導計画」につながっていきます

長くなりますので、個別の指導計画については次回お話いたします。
なお、質問をお受けしています。このシリーズはコメントを書き込めるようにしていますので、質問があれば書き込んでください。

(教頭 内田)

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