ゴールボールは視覚障がい者のスポーツです。
選手は障がいの程度に関わらす「アイシェード」という黒いゴーグルのようなものを装着し、全盲状態でプレーします。
バスケットボール位の大きさで鈴が入ったボールを転がすように投げ、相手のゴールに入れて得点を競います。
ゴールの前では3人の選手がボールの音、相手の足音などから動きを察知し、転がってくるボールを止めてゴールを守ります。
ゴールボールはパラリンピックの競技にもなっており、2021年の東京パラリンピックでは、本校理療系学科の卒業生が出場し大活躍しました。
9月12日(月)放課後の体育館。中学部、高等部普通科、理療系学科の生徒がゴールボールの練習をしています。
狙った所へボールを投げる攻撃練習。
顧問の先生は生徒が1球投げるごとにどちらの方向へボールがいったか、言葉で細かく伝えます。
回数を重ねるうち、安定して思い通りの所へボールが投げられるようになり、スピードも出てきました。
最後に教員チーム対生徒チームでゲーム形式の練習。
生徒チームはお互いにコミュニケーションを取りながらボールを止める、止めたらすぐ投げる、俊敏な動きで次々とゴールを決めていきます。
生徒が投げるボールは速く、教員チームはボールを止め切れずにはじいてしまい、それも生徒チームの得点となって、生徒チームの大勝でゲームは終わりました。
監督の先生は、「焦りがない、余裕をもってミスのないプレーができている。攻撃はバッチリ!」と生徒達に話します。
9月30日に近畿盲学校ゴールボール大会があります。
そこでも落ち着いて楽しくプレーできるよう毎日練習しています。