8月10日「特別な舞台」

僕は入部当時からチームの中でも怪我を多発するプレーヤーだった。


去年のインターハイ、選手権とどちらも数ヶ月にわたる怪我の影響で試合に出場することができず、本当に悔しい思いをした。


そして迎えた今年のインターハイ、まさかの中止。これは自分にとっての大きな衝撃だったが、インターハイ中止発表からここまで選手権に向けて、気持ちを切り替えてやって来た。


しかし、またもやこの時期に怪我。なぜ今なのだと自分を責めたい気持ちもある。焦りも、不安もある。


そんな状況でも、「チームのために」の行動はし続ける。それは畷高サッカー部が好きだから。チームが好きでなければ、こんな感情は生まれない。ここまでともに過ごしてきたメンバー、顧問の先生方に結果という形で絶対に返したい。


「怪我で間に合うかな?」ではなく、「絶対に間に合わす」強い気持ちで。今の自分にはこれしかない。


本当に残り短い時間をどう使うか、これは自分の気持ちにかかっている。自分が試合に出るだけでなく、そこで勝つことに意味がある。


ともにサッカーをし、様々なことを教えてくださった、71期、72期さん。そして大いに支えていただいたOBの方々に誇れるような結果を残したい。


今は、「今の自分にしかできないこと」を探してチームに貢献していく。


ー3年プレーヤー Kー


(掲載:顧問浅田)