3月16日「絶対と相対」

今日は1週間の登校禁止期間を終え、久しぶりにチームで活動する1日だった。各自が考えて過ごした1週間の成果が最も表れる1日でもあった。


各自がそれぞれに課題を発見し、克服に力を費やした1週間だっただろう。しかし、あまりチームとしても個人としても大きな変化は見られなかった。


では、この1週間はみんな頑張っていなかったのだろうか。それは違う。様々な人と話して、それぞれが考えて行動していたのははっきり分かった。


僕が考えるに、この期間に足りなかったのは相対評価だ。自分は頑張っている、やっていると思っていても、周りのチームメイトも同じくらい頑張っていると差はつかない。ましてや、自分たちより格上の強豪ともなると、差は開いていく一方だ。この期間は自己満足の多い1週間だったのでは?と考えた。自分の現状に満足しているときに成長はできない。自分の欠点を探し、無我夢中で改善に取り組むときに人は成長する。


ただし、絶対評価も必要なときがある。自分のやってきたことを認め、自信を持つことも必要である。だが、それは今ではない。最後の最後に、大一番の前に自分を信じるピースとなるものだ。
自分が頑張っているとき、ライバルも頑張っている。他チームも頑張っている。常に周りと比べ、上を見続けて行動することで見えてくるものがきっとある。


2年プレーヤーO


掲載:顧問 浅田