Zoomによる会議に参加しました

 大阪府立学校の校長・准校長で組織する、大阪府立学校長協会には様々な委員会があります。6月15日(火)にZoomによる就職指導委員会が開催されました。今回は、大阪府中小企業家同友会と就職指導委員会との顔合わせの会でした。

 開会の挨拶の後、学校側と企業側からそれぞれの現状報告がありました。企業さんのお話の中で「学校って『ありがとう』って言葉が少ないのかな」と言われドキッとしました。ある企業さんでは「新入社員をできるだけ顧客のところに連れて行って、直接『ありがとう』と言ってもらえるようにしている」とのことでした。自己有用感を高めるためにも、「ありがとう」の言葉は大切です。教職員から生徒へ、生徒から教職員へ、生徒どうし、教職員どうしで感謝を伝えることが少ないかも知れないと感じました。

 その後、グループに分かれ意見交換を行いました。企業さんの高卒採用の状況、就職後の定着率の問題、高校生が仕事を知るために必要なこと、などの話が出ました。部品を製造している企業さんからは、「今作っているものが、どこに行って、何に使われ、どんな風に役に立っているのかが見えにくく、仕事へのやりがいを感じにくいのではないか」との話がありました。また別の企業さんからは「騒音対策でシャッターを閉めて仕事をしている。開けていれば、前を通る子どもたちに働いている姿を見てもらえるのに、今は見てもらうこともできない」などのお話もありました。グループでは、今まで以上に企業と学校が連携して、地域の若者をどう育てていくか一緒に考えましょうと確認しました。とても有意義な会でした。