8月4日「選手権に向けて④」

「僕の高校生活の全てを」
 
ナイスキーパー!!
 
今僕が1番聞くと嬉しくなる言葉です。
いまから僕の高校生活の全てである畷高サッカー部の最後のブログを記そうと思います。
 
僕は1年生の10月にGKを始めました。
経緯については長くなるのでここでは触れませんが、
決してGKがしたくてなったわけではありませんでした。
 
しかしながらこの選択をしなければ今の僕はいないと断言できます
 
僕はキーパーになったことである先輩と深く関わらせてもらいました。
その先輩から僕はGKの何たるかを全て教えてもらいました。
知識、技術、体のケア、そして練習内容まで。
今思えば本当に何もかも任せきりで何をしていたんだろうという感じです。
なので僕は自分が3年生になるまで自分に対してもチームに対しても、
何の危機感も持たず日々を生活していました。
 
なのでその先輩が引退されてからは大変な毎日でした。
最初は自分勝手に立ち振る舞っていたので沢山先生に怒られましたし、
チームに対しても何一つアクションを起こせませんでした。
しかしながらGKという唯一無二の立場が僕を奮い立たせてくれて
何とかそこからがむしゃらに、ただ明日のメニューを行うために、
ただチームが目の前の試合に勝つために
先生方の助けを受けながら行き当たりばったりで何とか進んでいきました。
そしてそれと同時に不思議と少しずつ自分が成長していくのを感じました。
 
気づけば選手権初戦まで残り23日となりました。
 
畷高に入学してから約2年半。
友達、先輩、後輩、そして先生方、僕は本当に色々な方に迷惑をかけてきたし、今もかけています。
しかし僕はこの学校生活で沢山のことを皆さんからいただきました
もしこの部活に入ることがなければ僕は毎日を何となくで過ごしていると思いますし、
こんな素晴らしいものに囲まれていること自体に気づくこともできませんでした。
 
今の僕はチームに関われることが幸せで、
GKとしてみんなを後ろから支えることが何よりのサッカーの楽しみとなっています。
 
後は限られた時間で成長するだけです。
まだまだ積み上げれるものはあるし、見直すべきところもあります。
ただその1試合、ただその70分.80分に全力を注ぐために、
自分の時間を使えたと言い切れる期間はそう長くではありません。
だからといって今までの過程を無いものとし
強豪校から勝利を掴むことを諦められるほど
生半可な気持ちでここまで取り組んできたわけではありません。
 
そしてそれは大好きなチームメイトも同じなはず。
みんなで今まで一緒に笑い合って、切磋琢磨し合ってきた。
まだまだ足りないのは事実だが、
この2年半と後少しの積み上げで選手権へ勝負をかけないといけない。
だからこそ自分を信じて今持てる自分の全てを全員で出していこう
 
もう時間はない。
僕の高校生活の全てを強豪私立にぶつけて勝利を勝ち取るために
日を全力で生き抜いていきたいと思います!
 
この記事を読んでくださった方々、僕たちを応援してくださっている皆様
本当にありがとうございます
皆さんの気持ちを背負って戦っていきます!!
 
3年プレーヤーH
 
掲載:顧問山磨