9月5日「決意表明と感謝」

この文章は、あるお世話になった人に向けて書いている。その人との出会いは僕の考えを大きく変え、成長させてくれた素晴らしい出来事だったと思う。


その人は、僕に「考えること」の大切さを教えてくれた。それまで
、サッカーのプレーやトレーニングの意図など、全く考えずにプレーしていた僕にとって、一つ一つのプレーに対して、「なぜ?」と疑問を持ち、考えることが本当に驚きだった。最初は形だけで、渋々と取り組んでいたが、今では疑問を持つことが当たり前となり、考えようとするようになったと感じる。

また、その人は僕の私生活についても一緒に考えてくれた。その人は、僕の私生活に対して上から口出しするのではなく親身になって一緒に考え、アドバイスしてくれた。その人と一緒に始めた「朝に勉強する」習慣は、今でも続いていて勉強はとても捗っている。学校での成績も上がっている。


また、その人は僕に「サッカーノートの大切さ」についても教えて
くれた。入学するまで一度も書いたことがなく、入学してからも書いていなかった僕に、その人は一から書き方を教えてくれた。一緒に考えて進んでいくのが本当に楽しかったし、今でもサッカーノートは書いている。


しかし、僕は今年の選手権のベンチに入ることができなかった。そ
の人は最後、「恩返しは結果で証明する」と言っていたが、本当にその通りだと思う。今までたくさんアドバイスをもらって頑張っていたつもりだったが、全然足りていなかったんだと思う。その人から頂いたメッセージに、「これからは、自分自身で悩み、自分自身で決断しないといけないときにどれだけ踏ん張って向き合えるかがポイント」と書かれていた。僕はそのメッセージを、「自分で自分の課題について考え、何をすべきか決断する。そのときに、その課題についてどれだけ真正面から向き合うかが大切」という意味がこめられていると解釈した。その人から教えてもらった、「考えること」、「継続することの大切さ」、「サッカーノートを書くこと」、この3つを自分の武器にして、来年の選手権でピッチに立ち、その人が成し得なかった打倒強豪私立を達成する。おこがましいが、このブログを、その「決意表明」の場にしようと思う。


最後に、言い出したらキリがないくらいお世話になった人。一番に
チームのことを考え、一番チームのことが好きで、一番チームのために動く人。そんな人が主将になったチームにいることができて本当に良かった。今までで一番成長できた一年だった。本当にありがとうございました。



2年プレーヤー H

掲載:顧問浅田