選手権ブログ①

いよいよ78期最後の大会、選手権が始まる。

自分はこれまでインターハイや選手権といった大きな大会に関わることができなかった。公式戦のピッチに立つ同期や先輩を横で見ながら、心のどこかで悔しさと焦りを感じていた。

高校1年生の頃は、サッカー部の雰囲気にうまく馴染めず、Aチームに関わることもなかった。正直、部活に対して全力で取り組めていたとは言えない。
そして2年生になって新チームが始まってからも、怪我を繰り返したり、気持ちを高めきれなかったりして、本気でサッカーに向き合うことができなかった。

そんな中で自分にとって大きな出来事だったのが、77期の選手権だ。
自分はベンチメンバーにすら入れず、サポートとしてチームに関わった。結果は0-3の敗戦。先輩や同期が涙を流す姿を目の前で見て、胸が締めつけられる思いがした。
自分も悔しかった。だが、それ以上に「その舞台に立てなかった」「出ていた選手たちと同じ悔しさすら共有できなかった」ことが本当に悔しかった。あの時の自分は、同じチームにいながらも、同じ景色を見られていなかった。自分が甘かったこと、自分だけ熱量が足りなかったことを突きつけられた気がした。

あれから1年。自分なりに少しずつ変わることができたと思う。
自分の弱みと向き合えるようになり、仲間と同じ熱量でサッカーをすることが楽しくなった。サッカーを始めてから約7年の中で、今が一番楽しく、一番本気で打ち込めている。

それでもまだチームに迷惑をかけてしまう場面もあるし、力を出し切れていない部分もある。だからこそ、この選手権では今まで以上に自分を奮い立たせたい。

みんな、1年前に77期の選手権を経験して書いた感想を覚えているだろうか。グループラインのノートを、もう一度見返してほしい。あの時の自分たちは何を思い、何を感じたのか。

あの悔しさを忘れてはいけない。
そして今こそ、それを力に変える時だと思う。

絶対に終わりたくない、まだまだみんなとサッカーを続けていたい。
もう一度自分たちを奮い立たせよう。
そして全員で、チーム一丸となって勝利を掴みにいこう。

3年プレイヤーK

掲載:顧問佐藤