12月25日(水)、「令和6年度大阪府教育センター研究フォーラム」を実施しました。
本フォーラムは、当センターが行っている調査・研究から得た知見等を、教職員の皆様や、府民の皆様に発信することで、府内の学校教育活動の発展に役立てていくことを目的とし、毎年実施しています。
今年度の本フォーラムのテーマは、「大阪の子どもたちのウェルビーイングの向上~教育からのアプローチ~」です。
ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など、将来にわたる持続的な幸福を含むものとされています。また、個人だけでなく、個人を取り巻く場や地域、社会までもが持続的に良い状態であることを含む包括的な概念でもあります。子どもたちが幸せで充実した人生を送れることを願ってこのテーマとしました。
教職員の研修デザインや学校組織の活性化、人権教育、支援教育、不登校児童生徒支援、授業づくり、ICT活用など11の分科会それぞれで、子どもたちのウェルビーイングの向上のために教育ができることは何かということについて、参加者の皆様と一緒に考えました。
また、各分科会終了後、全ての参加者の皆様に「子どもたちのウェルビーイングの向上のために、教育としてどのようなことができるか」ということについて葉っぱの形をした用紙に記入していただきました。そして、その用紙を私たちが「ウェルビーイングツリー」と名付けた木に貼り付けていただきました。
本フォーラムに参加された皆様お一人おひとりの子どもたちの幸せを願う思いが集まり、重なって、「ウェルビーイングツリー」は大きく成長しました。今年度の本フォーラムの象徴として、ロビーに展示していますので、是非、教育センターに来所された際にご覧ください。
参加者の皆様からは「子どもたちのために様々な立場の方々が、多様な役割を担っているということを改めて実感しました。」「とても学びの多い良い機会になりました。次年度も参加してみたいです。」といった感想をいただきました。
この機会が皆様の今後のより良い実践に、そして、子どもたちのウェルビーイングの向上につながることを心から願っています。
高等学校教育推進室