12月26日(木)に、府立夕陽丘高等学校を会場として、伝統音楽研修を午前・午後と実施しました。
講師は実演家の菊珠 三奈子先生です。
午前の研修は箏(こと)の演奏方法を身に付けることがねらいです。
楽器の運び方や調弦方法に始まり、少しずつ音の出し方を練習していきます。
練習の合間にも、楽器の材質や歴史、音楽の授業で扱う際のコツなど様々な情報が菊珠先生から次々と飛び出すので、演奏するのもメモを取るのもみなさん必死です。
そして、馴染みのある曲を弾いていくうちに、次第にみなさん美しい音色が出せるように!
午後は三味線です。
箏に比べて奏法が難しいためなため、午前と打って変わって、みなさん大苦戦。
それでも必死の練習の末、ひと通り弾けるようになっておられたのはさすがでした。
最後は、17弦の箏も登場し、全員で大合奏をしました。
やはり合奏は素晴らしいものですね。
受講者のアンケートには、「憧れの楽器に触れることができて良い経験になりました。」「和楽器の歴史、種類、奏法、合奏の説明や体験により、和楽の指導が重要であると深く感じました。講師の先生の音楽に対する熱いお気持ちが伝わる、充実した研修でした。」といった感想がたくさんありました。
和楽器の演奏は一朝一夕にはいかないということも十分理解されたと思いますが、これからもご自身の技能をさらに向上させ、子どもたちに音楽の感動や喜びを伝えていただけることを願っています。
高等学校教育推進室