世界史の授業で貿易ゲーム

 校内を巡回していると、2年生の世界史の授業で貿易ゲームに取り組んでいるのを見つけました。

 「貿易ゲーム」とは、紙(資源)や道具(技術)を不平等に与えられた複数のグループ(国家)の間で、できるだけ多くの富を築くことを競う、貿易のシュミレーション・ゲームです。同じルールの下でも、あらかじめ不平等な初期条件を設定しておくことで、豊かなグループはより豊かに、貧しいグループはより貧しくなるというように、経済格差が拡大していく仕組みを、現実の自由貿易システムと対比しつつ体験的、共感的に理解することねらいとしています。

 どのグループも、お金を稼ごうと一生懸命に作業していました。ねらいとなっていることをしっかりと感じることができたでしょうか。