視覚支援学校の特長の第3弾は「生徒1人あたりにかける指導時間が圧倒的に多い」です。 前回までの専門学校との違い1と2により、視覚支援学校では生徒一人ひとりにかける時間が専門学校や大学に比べて圧倒的に多くなります。 専門学校との違い1 専門学校との違い2 まず座学は、授業時間が少ない専門学校では要点だけ伝えて、あとは教科書や資料を見ておくように指示して終わり...ということも多いと聞きます...
2025年8月アーカイブ
視覚支援学校の特長の第2弾は「授業は少人数制である」です。 専門学校や大学では1クラス30人くらいを対象とするのに対して、本校は多くても10名(実際には多いクラスでも5名程度です)。これも視覚に障がいがある生徒に対する配慮の一環として行われています。視覚支援学校では、教員1人が担当する生徒が少人数であることを活かして、授業は一方的な講義形式で行うのではなく、生徒と対話を重ね、生徒がどこでつまづ...
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師になるためには、視覚障がい者は視覚支援学校などに、晴眼者の場合は専門学校や大学に行かなければなりません。それでは、視覚支援学校と専門学校・大学にはどんな違いがあるのでしょうか。これから6回に分けて、同じ3年間通う専門学校との比較を中心に視覚支援学校の特長をお話しします。 第1弾は「視覚障がい者に配慮された授業時間数が設定されている」です。 視覚支援学校...
年齢が高くなってくると、新たな外来語についていけなくなってきます。例えば最近「ダイバーシティ」って言葉を時々聞きません? 日本語にすると「多様性」という意味になるそうで、それなら最初から「多様性」って言えばいいじゃん!って思うのは私だけなんでしょうか... さてこの「多様性」、理療系学科にぴったりな表現です。 まず生徒の皆さんについて。 入学条件の一つに高校卒業というのがあるので、下18歳...
前回、本校を卒業後、筑波大学理療科教員養成施設から研究者への道を紹介しましたが、今回は施設名にもある「理療科教員」の話をしたいと思います。 生徒と話をしていると、時々「先生は何で治療家じゃなくて教員になったの?」と聞かれることがあります。 実は私は最初教員になることを全く考えていませんでした。でも3年生になっていろいろな人に進路のことを相談しているうちに「教員」というものに自分なりのこだわり...
話したいネタの中には北視覚に限らない話も多いので、今回からしばらくの間、理療系学科の特長というタイトルでお話ししたいと思います。 理療系学科の教員のことを私たちの世界では「理療科教員」といいます。 この理療科教員になるためには、専攻科理療科を卒業して、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格を取得したうえで、東京の文京区にある「筑波大学理療科教員養成施設」というところに行かなければなり...

7/8(火)に7月、8月のお誕生会を行いました♪ 司会者は生活委員会の中学生トリオです。7月と8月の誕生者を紹介してもらいお祝いしました。 今回のお誕生会メニューは、ハンバーグにフライドポテト、ジュリエンヌスープに、なななんと!牛乳です!! 給食では定番の牛乳ですが、舎食で出るのは一体何年ぶりでしょうか!? 十数年ぶりレベルかつ、夕食で出たことはないようなので超超超レアな献立に違いあ...
すでに本校のホームページのお知らせにも挙げていますが、理療系学科のオープンスクールについてご紹介します。 日時は11月1日(土) 9:15~12:30。 この日、本校では文化祭が行われているのですが、理療科では目が見えない、見えにくいなどでお困りの方はもちろん、本校に関心をお持ちの方を対象にオープンスクールを行うことにしていて、本校の理療系学科の説明や授業見学、視覚補助機器等の見学などを企画...
自動車の運転をしたり、映画を観たり...と日常生活を普通に送れていた人が視覚障がい者になったとき、今まで当たり前にできていたことができなくなったことで、とてもつらい思いをします。生まれながらに視覚に障がいがある方も周りの人が普通に見えていると、「なんで自分だけが...」と、折に触れてやはりつらい思いをします。 自らの障がいを受容できない間は考える余裕もありませんが、視覚障がい者が将来のことを考...