選手権大会、入替戦を終えて

いつも畷高サッカー部にご支援ご声援をいただき、ありがとうございます。

顧問の山磨です。ご無沙汰しております。

22日の北河内リーグ入替戦をもちまして、73期が引退いたしました。

 

選手権大会は3回戦で大阪偕星学園に1-2で敗れました。

結果以上に差を見せられたのも事実です。

完全にリトリートして相手に裏のスペースを与えない守備的な戦術をとり、

攻撃はカウンターでの裏一本で活路を見出そうとしました。

しかしながら、前半はなかなか勇気をもって守備でのアタックをかけられず、

相手にコーナーキックをたくさん与えてしまい、その中の1本での失点でした。

後半の失点もギャップに入られた選手のマークがつききれずに決められたものでした。

しかしながら、大きな実力差があった中で、

「考えること」「身体を張ること」「一生懸命にプレーすること」...

ギリギリのところでよく耐え抜いていました。

スカウティングをしていないので相手の情報もほとんどありませんでした。

そんな中で、

「細部にこだわって準備を行うこと」

「変化に対応して意見を発信すること」

「考えをすり合わせて共有すること」

今年特に大切にして取り組んできたことを発揮してくれているように感じました。

実力差をひっくり返す可能性を見せてくれたところに成長が見えました。

ただ、それを引き寄せるところにまでは至れなかったからこそ、

勝つこと、引き分けに持ち込むことができませんでした。

 

コロナの影響によって行えていなかった北河内リーグの入替戦を22日に行いました。

選手権とは異なり、ここまでのいろんな甘さが結果に反映されてしまったように感じます。

20日、21日の練習において、大切なところをあれだけ外してしまうと、やはり厳しいですね。

残念ながらこの一言に尽きてしまいます。

自分たちが大切にしてきたからこそ、それによって結果を逸してしまったのはもったいなかったです。

 

望む結果は得られませんでしたが、今年はそれ以上に大きなものを経験させていただきました。

3月~6月。

こんなにも長い間サッカーができないという経験は初めてでした。

インターハイ予選は中止、選手権大会は開催さえ危うい。

そんな中でここまで来られたのは本当に多くの方に支えていただいたおかげです。

保護者の方々には、この状況下での活動にご理解いただき、

OB・OGの皆さんには、お声掛けだけでなく、多くの物品まで与えていただき、

ここには書き切れないほどのたくさんの方々のおかげで、73期は無事に引退することができました。

この場を借りて御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

73期は引退してしまいましたが、その想いを引き継いで、

74・75期が来年こそは「大阪を驚かせる」ことができるように頑張ってくれると思います。

今後とも畷高サッカー部をよろしくお願いします。

顧問 山磨