昨年の選手権。
僕は有難いことにその試合の後半の途中から出場させていただいて いました。
しかし、心が弱く自信を持ってプレーは出来ず、 PKも蹴ることなく先輩が蹴る姿を見て、
僕がピッチをあとにした時にあったのは無力感と後悔。 そして涙でした。
僕が大好きで憧れていた先輩方、
何も出来なかった自分に情けなさを感じるとともに
こ れまで自分が過ごしてきた不甲斐ない1年半を大変後悔したことを 今でも鮮明に覚えています。
先輩方に「75期も頑張れよ!」「今までありがとう」 と声をかけていただいても
悔しい程に涙を流すことしかできません でした。
あの日から1年。
新チームの発足時から悔しい想いを胸に様々なことに取り組んでみ ました。
ただ、やはり行動してみると僕と先輩方、 僕と現主将との差は自分が思っていた3.4.5倍もあり、
僕はこれといった才能もないし、サッカーも上手ではないし、 勉強もできる方ではないです。
チャレンジしてみても失敗に終わったり、考えても分からないことに出会ったり、
プレーも上手くいかなかったり、勉強の成績も振るわなかったり。
しかしながらこの1年間、 十分に取り組めたと言いきれないのが情けないですが、
「 失敗ばかりでも違う方法を考えて挑戦してみる」や「 辛いことにも目を向ける」 など
僕は雑草であるからこそ誰でもできるようなことに〝雑草魂〟 を持って過ごしてきました。
こういった経験や失敗の数々が少しずつ自信となり
今の僕を1年前 の僕より強く形作ってくれていると感じます。
そして目前に迫った選手権の舞台。
今年のチー厶は縦の繋がり、 横の繋がりの強さが1つ強みとして挙げられます。
まだまだ未熟で弱い3年生ですが、
より強く、 より良い雰囲気の組織を織り成していくと感じます。
僕も雑草魂を大切に、 そして何ができるかを常に自分に問い続けて、
日々進んでいきたいと思います。
そして僕が過ごしたこの2年半をしっかり後輩のみんなに伝えてい けるように
もっと考え、もっと行動していきたいと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
本当にありがとうございました。
3年プレーヤーM
掲載:顧問山磨