8月12日「選手権に向けて⑨」

自分は、小学1年生の時から今までサッカーをしてきた。
 
高校に入るまでサッカーしかしてこなかった自分は畷高に入学して
迷うことなくサッカー部に入った。
 
仮入部の時点で、先輩方のサッカーに対する姿勢や、先生方の言葉から、
今までの環境とは明らかに違うことに驚いたのを今でも覚えている
 
そして、これまで畷高サッカー部でサッカーをさせてもらって感じることは
こんないい環境でサッカーに打ち込める場所はなかなか無いなということだ。
 
自分達がサッカーするためにグラウンドを使えたり、
何も分からなかった自分たちに丁寧に色々なことを教えてくださった先輩方、
こんな自分達についてきてくれた後輩、たくさん時間を割いて指導してくださった先生方。
本当に恵まれた環境だ。
 
そして、打倒強豪私立を掲げ、挑んだ去年の選手権。
富田林戦に出場し、PK戦で負け、とても悔しかった。
あれだけやってきた74期でも強豪私立に挑戦すらできなかったという現実を知った。
 
75期の代になってから、難しい時間を過ごし、
各自それぞれが自分と向き合い、チームの方向性を改めて決めた。
そして、公立大会での茨木戦ではチームの強みを部員全体で表現し、
2部の相手に迫ることができた。
結果は0-1で敗北したが、雰囲気で相手を圧倒するというのが
強豪に勝つための自分達の戦い方の大きな要素であることを認識した。
 
冬から春にかけては、大阪府の2種選抜に選ばれることができ、
いつもとは違うメンバーとも活動しながら、
最終的には大阪選抜としてガバナーカップという大会に出場した。
青森山田の試合を見たり、ヴィッセル神戸U-18やV・ファーレン長崎U-18と試合をすることができ、
レベルの違いを目の当たりにした。
また、大阪の強豪私立と呼ばれるような選手と共にプレーでき、いい刺激になった。
 
そして、自分の代の選手権まで残り1ヶ月を切った。
まだまだ甘い所だらけ、足りない所だらけである。
ただ、3年生として、75期として76期、77期に何を残せることができるのか。
やはり、自分達が目標とする強豪私立と戦い、勝ちきって、
技術的に、身体的に劣っていてもやれるということを見せたい。
 
残り少ない時間ではあるが、この短い期間でできることを全てやり尽くして、
一つ一つの試合を勝ちきって強豪私立に挑む。
 
3年プレーヤーN
 
掲載:顧問山磨