8月16日「選手権に向けて⑪」

選手権まで残り2週間を切った。
 
自分は小学1年の頃から約10年間、サッカーを続けてきた。
 
この10年間の中で、
こんなに最高な仲間とこんなに本気で楽しむことが出来た2年半があっただろうか。
 
そして、この2年半、さまざまな方に支えられてきました。
顧問の先生方、先輩方、後輩たち、75期、OB、OGの皆様。
本当に感謝しています。
 
自分は1年生の時、正直選手権のことなど、他人事のように考えていたように思える。
1年生の時に、強豪私立と渡り合う先輩方を見て、自分の中で何かが動き始めたように感じる。
 
しかし、2年生が始まった時、自分は足の手術をした。
インターハイ期間に、プレーヤーとして参加できなかった。
 
インターハイを棄権し、
選手権に向かって全力で取り組み始める先輩方や同期のみんなについて行くことが出来ず、
結果、選手権ではメンバー入りすら果たせず、自分に情けなさを感じた。
 
そして新チームが始まり公立大会を経て、自分たちは自分たちの形を確立した。
しかし、インターハイでは自分たちの形を信じきることができず、負けるべくして負けた。
何も出来なかったことが本当に悔しかった。
 
U18リーグも、正直3部昇格は厳しいかもしれない。
でも自分たちは信じて進み続けるかもしれない。
 
振り返ってみると、たくさん悔しい思いをしてきた。
その悔しさとは、全力でやりきれなかった後悔が大きい。
 
この2年半、たくさんの壁にぶつかってきた。
1人でぶつかった時には周りが手を差し伸べてくれ、
みんなでぶつかった時はみんなで乗り越えてきた。
乗り越える度に自分たちは自信を手にしてきた。
 
そしてこの選手権期間も、さらに大きな壁にぶつかるかもしれない。
でも、自分たちなら乗り越えられる。
 
この2年半の悔しさ、喜び、自信は全てこの夏のためにある。
選手権は、僕たちが積み上げてきた集大成をぶつける最高の舞台だ。
 
ここで何も残せなかったらここで過ごした2年半はただの思い出になってしまう。
 
このサッカー部で本気になれる日々が1日ずつ減っていっていることが本当に惜しい。
 
だが自分たちに出来ることは、残された時間の中で本気で取り組むだけ。
 
選手権は自分たちのためにあるもの。
 
今まで支えてくださった方々への感謝を忘れず、
75期、76期、77期全員で会場を畷ムードに染めて、全力で戦いたい。
 
3年プレーヤーO
 
掲載:顧問山磨