8月26日「選手権に向けて⑱」

選手権1回戦まであと2日。
自分が畷高サッカー部に入って約2年半。
自分は1、2年の頃、ほとんどBチームにいた。
ただ何となくサッカーをしていただけの存在だった。
本当に無駄な時間を過ごしていたなと本当に後悔している。
 
そんな自分の分岐点となったのは去年の選手権前の時期。
本当に何もしてこなかった自分を大きく動かしたのは74期さんの姿だった。
そこで自分は初めて本気で試合に出たいと思い自分なりに行動し、
少しずつ認められていくのを感じ、改めてサッカーの楽しさを知ることが出来た。
 
去年の選手権の富田林戦をピッチ外から見て、試合に負けて泣いている先輩方の姿よりも
自分は試合前のアップ、試合中の姿、PK戦前の円陣が強く心に残っている。
1つ1つのプレーや姿に自分は魅せれられた。
そこで人の心を動かし、魅了する、そんな人間やチームになりたいと強く思った。
と同時に色んな思いを託して頂いたと感じた。
 
去年の選手権で自分は誰よりも大きく変わることができたと胸を張って言える。
自分を変えてくれた先輩のように、自分なりに今まで76、77期に姿や姿勢で伝える、
魅了するとまでは言わないが、何か残すことを意識してこの1年間過ごしてきた。
 
去年からの時間の中で、自分は憧れであり超えたい存在には届かなかった。
それどころか去年からさほど変わっていないと思う。
でも、残りの時間を自分のできる最大限この畷高サッカー部という場所で
サッカーを楽しむことで自分が歩んできた過程や姿が
76、77期、またその後の代へと伝わっていくと思う。
 
選手権を通して 、支えてくれた両親や先生方、そして74期の先輩方、
色んな所でサポートして下さった全ての人に感謝を伝える意味でも
恩返しになるような結果、姿、プレーをする。
そして公立大会の茨木戦、インターハイの上宮戦で
自分がピッチで味わった悔しさ先輩方が成し得なかった悔しさ全てをぶつける。
 
最後に、自分は畷高サッカー部とは、
見ている人や周囲の人の心を動かす、応援したくなるチームでありたいし、
これからもそうであって欲しいと思っています。
 
見ている人の心を動かすような最高の試合を。
そして自分らしく、畷らしく勝ちに行きます。
 
3年プレーヤーO
 
掲載:顧問山磨