学校での「いじめ防止基本方針」の活用を
5月20日、大東市サーティホールで、「いじめ防止・対応研修(第1回)」を開催し、千名を越える参加がありました。
兵庫教育大学の新井 肇教授の講演では、「いじめ防止対策推進法」が制定された経緯と、「いじめのとらえ方」、各学校で作成されている「いじめ防止基本方針」の活用方法について、お話がありました。
●学校の「いじめ防止基本方針」に求められる3つの役割
・学校が児童生徒をどのように育てようとしているの
かが分かる
・個々の教職員は、自分が今、何をすべきかが分かる
・保護者や地域は、どのように協力すれば良いのかが
分かる
「人との違いを『自分のよさ』と認められる子どもを育成する学校づくり」という言葉が心に残りました。
続いて、府教委事務局より、「いじめ防止基本方針策定用資料」から『5つのレベルに応じた問題行動への対応チャート』等を示しながら、作成された学校の「いじめ防止基本方針」の活用と点検についての講義を行いました。
また、千人の参加者全員が、それぞれの学校でのいじめ防止に向けた課題をペアワークで話し合う等の体験しました。第2回は6月~7月に、5つの分科会に分かれて行います。
●参加者の感想●
「いじめをしてしまう子どもにも寄り添いながらも、いじめは決して許されるものではないということをしっかり理解させたい。」
「子どものわずかな兆候を見逃さないように担任だけでなく学校全体で報告・相談し、取り組むことが大切だと感じた。」
(人権教育研究室)