6月3日(火)、5日(木)に中学校初任者研修「授業づくり3」を実施しました。
国語科では、言語活動の充実について、主に「読むこと」「話すこと・聞くこと」についての講義や演習を行いました。具体的には、音読の指導者の基礎について学び、『竹取物語』を題材に生徒の立場でグループワークを経験する演習を行いました。また、さまざまな資料から具体的な授業展開例について学びました。受講者からは、「生徒にまず一人で向き合う時間や表現するための材料を確保し、交流させることが大切だとわかった。」「言語活動はねらいを考えて設定すること、授業の目標は学習指導要領を意識することが大切だとわかった。」「授業で『話すこと・聞くこと』を取り上げる際に『話すこと』に意識が集中したワークシートや授業展開であったことに気付いた。今後は『聞くこと』にも重点を置いて指導を進めていきたい。」という感想がありました。
音楽科では、学習指導案を通して評価規準や評価方法などについて理解を深め、ユニバーサルデザインに基づいた学習指導の工夫や伝統・文化に関する指導について学びを深めました。特に、和楽器の扱いや演奏法について、一人ずつ箏に向き合いながら、演習を行いました。受講者からは、「全然うまく演奏できなかったが、そのおかげでリコーダーがうまく演奏できない子どもの気持ちがわかった。」「やはり生の音や楽器に触れることが大切だと感じた。」「考えさせるワークシートを作りたいと思った。」という感想がありました。
いずれの教科も、研修で学んだことが、子どもたちがいきいきと活躍する日々の授業実践にいかされることを期待しています。
(学力向上推進室)