心の専門家と連携したいじめ防止
6月13日(金)に「いじめ防止・対応研修(第2回 分科会1)」を開催しました。
はじめに、大阪府公立学校チーフスクールカウンセラーである臨床心理士の桧谷真美先生と大下勝先生より「SCと教員がともに取り組む問題解決力育成のためのブックレット」の紹介と具体的な活用について話をしていただきました。
続いて、浪速生野病院 心身医療科 生野照子部長より「精神医療の専門家から見たいじめの防止」について、医療現場での具体的な事例をもとに、いじめによる心的外傷の深刻さや学校での対応のあり方についてご講演いただきました。
参加者からは、「聞いてもなかなか答えてくれない子にブックレットは有効だと思った」「『ネコの気持ち』のような子ども自身の気持ちがわかる取り組みをしてみたい」「生野先生の一語一語に先生のあたたかい心が感じられた」「具体的事例が多く、教師とは違った視点を提示してくださり、とても良かった」「いじめ事象には、被害者・加害者の精神状態や家庭の状況を知っておくことがとても大事だなと感じた」「SCや医療機関と連携した取組みを今後も続けていきたい」といった感想が寄せられました。
(教育相談室)