大阪府教育センターでは、「大阪で教師になりたい!」という"高い志と情熱"をもつ学生を対象に、教員として求められる資質や基礎的な指導力を育むことを目的として、平成20年度から「大阪教志セミナー」を実施しています。今年度は、8月24日(日)に229名の受講生を迎えて、平成26年度「大阪教志セミナー」開講式を行いました。
所長講話
開講式では、大阪府教育センター和田所長が、「大阪府の教員をめざす皆さんへ」と題して講話を行いました。「子どもに親しまれ、好かれる教員」をテーマに、携帯電話のメール機能を活用し受講生自ら考えるという対話型の内容で、「好きだった先生はどんな人」などの質問に受講生が直ちに回答し、スクリーンでほぼ全員の回答や意見を知ることができるという斬新なものでした。最後に「子どもに好かれる人格を備えて、いつまでも学び続ける教員をめざして、これからの半年間努力してほしい。」と受講生を激励しました。
誓いの言葉
それを受け、受講生代表が「誓いの言葉」を述べ、激励にこたえました。
歓迎コンサート
次に、府内の音楽教員が「歓迎コンサート」を行い、ホール内に大きな感動を与えました。
開講式の後、受講生は各クラスに分かれて「大阪教志セミナー」への抱負を交えた自己紹介に取り組みました。
午後は、「今、教員に求められる資質や能力、指導力」と題し、溝口教育企画部長より「一人一人を大切にする人権尊重の視点に立つことが教育の基本である」という講義を行いました。
講義のスライドより
続いて、山田学校経営研究室長より「大阪府教育振興基本計画」に基づき、大阪府の教育課題と解決に向けた取組について講義をしました。その後、再び各クラスに分かれ、午前、午後の講話、講義を基に、自らの課題を導き出す班別協議を行いました。
クラスの様子
受講生は、来年の3月まで、講義・演習、宿泊を伴う自然体験実習、府内の学校での実地実習を通して、大阪府が求める教員像をめざし、学ぶ決意を新たにしていました。
(学校経営研究室)