7月23日及び8月8日に、10年経験者研修の選択研修として「オンリーワンの学校づくり」を実施しました。

この研修は、3回実施され合計60名が受講されました。当日は、「大阪の教育を取り巻く状況」についての講義の後、学校における「組織マネジメント」について、その必要性や企業でのマネジメントとの違いなどについて指導主事より話しました。
その後は、校種ごとに分かれて自校のミッション(使命・めざす姿)の探索や内外環境の分析などを、他の学校の先生と交流しながら、それぞれの考えを深めていきました。SWOT分析、VR-PDCAサイクルなどの手法を使いながら、学校をよくするために効果的な「実行策」について具体的に検討を行いました。

また、最後には参加者がそれぞれに「これまでの10年」の振り返りと「これからの10年」でやりたいことを発表して交流を行いました。お互いの先生たちが頑張っている様子を知ることにより、少しでもこれからの教員生活に向けての活力になったならばうれしいことです。

受講者からは、「他の学校のお話が聴けて有意義であった」「学校を分析する方法がわかり、少し見方が変わった」「企業から教員になったが、学校にはマネジメントという考えは無いと思っていた。しかし、やはり必要なのだとわかり安心した。」などの感想がありました。
「SWOT分析」
学校の環境を「外部要因・内部要因」「強み・弱み」に分類して分析する手法
「VR-PDCAサイクル」
Vision(目標)を設定しResearch(分析)を行った後、Plan(計画)Do(実行)
Check(評価)Action(改善)の4つの段階を繰り返しながら改善していく手法
(学校経営研究室)