10月10日(金)、平成26年度小学校「外国語活動」ベーシックセミナーの第5回目(模擬授業と研究協議)が行われました。 (学力向上推進室)
この研修は全部で6回の連続講座です。受講者は外国語活動の基本的な指導の在り方や具体的な実践例等、外国語活動の授業をより充実させる方策について学んできました。
この日はこれまでの研修で学んだことや日頃の実践等をいかしてグループで単元指導計画を作成し、それを模擬授業として発表し、研究協議で深めるという内容でした。
模擬授業は、発表者が先生役、他の班の受講者が児童役になって行います。実際に児童の気持ちになって授業を体験することにより、作成の段階で想定していなかった点に気付くことがあり、指導案をさらに深めるのに役立ちます。 また、コミュニケーション活動の場面で、児童が「相手に工夫して伝えようとする」「相手の言うことをもっとわかりたくなる」工夫を凝らした班もありました。
模擬授業の後に行われた研究協議では、「良かった点」「さらに改善すべき点」について班ごとに交流をしました。「活動の組み立てが自然で良かった」「活動の説明が長いので、デモンストレーションで見せて理解させてはどうか」等、活発な意見交流が行われました。
受講者からは「子どもたちがもっと英語を使いたくなるような楽しめる活動をたくさん知ることができたので、これから活用していきたい。」「模擬授業を通して、子どもの気持ちを知ることができた。クラス作りに有効な活動だと改めて感じた。」など、今後のそれぞれの授業の充実が期待できるような意見が多数ありました。
小学校外国語活動では、英語を使って互いにコミュニケーションを図る活動をとおして、「伝えようとする」「理解しようとする」態度を育てることが大切です。児童の心を育て、児童と児童が英語を通してつながっていく、そんな小学校外国語活動がどんどん生まれるといいですね。