10月23日(木)、府立高槻支援学校において、「支援学校初任者研修 第18・19回 授業づくり―初任者による授業―」を実施しました。
小学部では、「ことば・かず」の授業で、先生や友だちとのやりとりを通してことばあそびを楽しみながら、わかる・読める・書ける文字や言葉を拡げる学習が展開されました。
"今日のお勉強"がいっぱい詰まった赤いカバンを持って先生が、「うーん、おもいぞ~」と登場すると、「わー!!なに?なに?」と、一気に子どもたちの期待がふくらみました。先生の合図で、みんながおまじないをかけると、カバンが開きました。子どものわくわく感が教室中に拡がります。さまざまな工夫がある中、マイクに見立てた先生のグーの手が、子ども一人一人の言葉を次々に引き出していきました。
「うーん、おもいぞ~」
高等部1年生の国語の授業では、故事成語について、そのもととなった物語や歴史上の物語を知る事を通して、言葉の表現の幅を広げ、そこに表された人々の生活や考え方を知ったり、想像したりする学習に取組みました。
先生が作成したワークシートには、前時に生徒が読みにくかった漢字にルビが打たれ、自分で確認しながら学習が進められる工夫がありました。ゲームやアニメでも古典に親しんでいる生徒が多いとのことでしたが、「この文字知ってる!」から「意味を自分の言葉で説明できる」ことをめざして、熱心に授業に取組む生徒の姿が印象的でした。
「故事成語」ワークシート
(支援教育研究室)