11月30日(日)、大阪教志セミナー第6回を行いました。
午前は、「授業力をつけよう5」、「『一人一人を大切にする授業』~安全・安心な学校づくり~」をテーマに、3室に分かれ講義・演習を行いました。
人権教育研究室髙松室長、黒田主任指導主事、髙橋指導主事による各室の講義では、アイスブレークから始まり、「集団づくり」の意義を考え、子どもをみつめ、子どもの気持ちを理解し、授業で子どもをつなぐ「授業を通した集団づくり」について学びました。
ワークショップでは、自分が体験した「楽しかった授業」を振り返り、「一人一人が大切にされる授業とは」どういうものかを考え、学習集団を育て、子どもたちが安心して学べる授業をつくるために必要なことを考えました。
午後は、「すべての子どもを理解し、支援するために1」の講座で、「子ども理解」と題し、常磐会学園大学佐谷教授の講義・演習を大ホールで行いました。
教授からは、「教員として、どんな子どもを育てたいのか」を大きなテーマとして、「かかわりの根源にあるもの」、「共感性を育てるもの」は何かを考え、「教室の空気をつくる」ことが授業で大切であることを話されました。
また、教員の"声と表情"が教室の空気をつくり、安心感、信頼感を与えることや、「共視」、「信頼」、「傾聴」により、安心感や自己肯定感を与えること。さらには、子どもたちをほめることは、子どもたちの元気や頑張りにつながることについて多くの具体例を示しながら話されました。その講義の内容と同じように、大ホールに受講生の興味・関心を引き出す空気がつくられ、楽しい雰囲気の中で、授業をつくる上で基盤となることを学ぶことができました。
(学校経営研究室)