12月14日(日)、大阪教志セミナー第7回を行いました。真夏の8月24日(日)にスタートした今年度のセミナーも後半に入りました。
午前の前半は、連続講座「授業力をつけよう6」として、第5回講座に課題とした「学習指導案」を持ち寄り、グループ別に工夫・改善に向け協議しました。「学習指導要領」に基づき、「付けるべき力」と「付けたい力」を明確にした、子どもたちの学びを保障するための設計図になっているか、一人ひとりを大切にする授業に向けたものになっているかを重要なポイントとして、各自の「学習指導案」を見直し、修正していきました。
後半は、来年2月に実施する「模擬授業」に向けた「学習指導案」について"模擬授業の場面"を構想し、引き続きグループ協議を通じて各自の素案を考えました。
午後は、前半に、連続講座「すべての子どもを理解し支援するために2」として、「障がいのある子どもの理解と支援」と題し、支援教育研究室土口室長の講義・演習を大ホールで行いました。
講義は、終始受講生との対話で進みました。「子どもの行動面の気づきと支援」についてでは30秒のペアワークを繰り返し、子どもに支援が必要な場面では、具体的に伝えることや"ほめ上手な先生"をめざすことを学びました。また、ユニバーサルデザインとはどういうものかを参考例を基に理解し、学級集団づくりには、落ち着いて過ごせるクラス環境づくりが重要であることを学びました。
後半は、各クラスに分かれ「障がいのある子どもの理解と支援」について、具体例を検討する班別協議を行いました。KJ法を用いて、子どもの困り感への気づきと改善への支援の在り方を考えました。何よりも、まず子どもが困っている状況に気づき、支援の方法を考えることが大切であることが共有できました。
(学校経営研究室)