12月25日(木)に、カリナビ・セミナー「魅力ある道徳の授業づくり」を実施しました。目的は「道徳の時間の授業を充実させること」で、講師は貝塚市立木島小学校の川崎雅也校長でした。今回の研修は、前半と後半に分けて実施され、使用した資料は、全て「私たちの道徳」に掲載されており、内容項目は3-(1)「生命尊重」によるものでした。
前半は、はじめに、道徳の時間のねらいについて、子どもが道徳的価値について深く考え、よりよく生きようとする力を育むことが大切であると、講義がありました。そして、中学校資料の「キミばあちゃんの椿」を使った川崎校長による模擬授業が行われ、研修室が1つの教室になり、全員で深く考え、自分の生き方を見つめる時間となりました。
その後、模擬授業を振り返りながら、小学校中学年資料の「ヒキガエルとロバ」も使い、授業づくりのポイントについて講義がありました。
後半は、前半の学びを生かしたグループでの演習です。小学校高学年資料の「その思いを受けついで」を読み、発問を考えるという内容です。まず、一人で考えた後、グループでそれぞれの考えを出し合いながら、「中心発問」と「考えを深める発問」を決めました。全体でいくつかの発問に対して答え合った後、川崎校長によるまとめの講義がありました。
研修後は、参加者から「深く学ぶことができた研修であった。」という感想が多く寄せられ、満足度の高い研修となりました。今後、参加者による道徳の時間の授業が、さらに充実されることを期待しています。

(学力向上推進室)