適応指導教室だよりNo.6 学習&影絵上演

   11月、12月の適応指導教室の活動のうち、学習の様子と影絵の創作・上演についてお知らせします。
   適応指導教室では、毎日、原則として午前中は学習の時間で、生徒は在籍校から与えられた課題を中心に自学自習をしています。学習上の質問には学生スタッフなどが対応していますが、時として適切な対応ができない教科もあります。そこで、11月から12月にかけて、今年初めて、教育センター指導主事による理科・英語・数学の質問会を行いました。日頃は在籍校の教員の指導を受ける機会が少ない生徒たちにとって、熱心に質問することができ、指導を受けることができるいい機会となりました。

 

CIMG9428.jpg   また、影絵は毎年、大阪市立デザイン教育研究所の協力を得て創作して、近隣の保育所等で上演しています。今年は12月19日(金)に四恩学園で上演しました。
   影絵の作成は10月から始まり、毎週水曜日の午後、デザイン教育研究所の3名の学生の指導のもとで、題材選び、脚本作成、キャラクターのデザイン、背景や人形の作成、音響等の作業を進めました。題材は教育センター図書館所蔵の絵本の中から、三好碩也/作「ふうせん まって」を選びました。3匹の子猫が風船を追いかける話ですが、登場人物を増やしたり、新たな場面をつくったり、みんなでアイデアを出し合いながら、ストーリーをふくらませて脚本を作成しました。キャラクターのデザインや背景、音響などは、役割を分担して作業を進めました。人形は硬いボード紙をカッターで一つ一つ切り出したものに角棒を取り付けて完成させました。

 

2 CIMG9479.jpg 作業の遅れや全員が揃っての練習の機会が少なかったことなど、不安もありましたが、当日は、8名の生徒が司会やナレーターをはじめ、セリフや人形の動きを分担して上演しました。大喜びの園児から、お礼に可愛い「妖怪ダンス」を贈られ、上演は大成功で終えることができました。

 

3 CIMG9532.jpg  上演後の生徒からは、「本番はかまずに言えた」「成功してよかった」「園児とハイタッチした。とっても可愛かった」「こんな活動をもっとやりたい」などの感想が聞かれました。
  こうした活動に取り組む中で、自主性や協調性が育まれ、充実感や達成感が得られることによって、教室に復帰できるようエネルギーを蓄えていってもらいたいと願っています。          
                                                  (教育相談室 適応指導教室)

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