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令和2年度 府立学校リーダー養成研修(第2回)を実施しました。

 「府立学校リーダー養成研修(第2回)」は、府立学校首席研修Aコースと合同でWeb配信により実施しました。 研修は「学校組織マネジメント-ミドルリーダとしての役割-」をテーマに、兵庫教育大学 浅野 良一 教授にご講義いただいた内容を受講生に配信しました。

 講義は第1章「学校組織マネジメントの着眼点」、第2章「学校のビジョンの理解・浸透・共有」、第3章「学校の内外環境の分析と特色づくり」、第4章「学校の組織づくりとミドルリーダーの出番」に分けて、学校組織の特徴を踏まえた組織マネジメントとミドルリーダーに期待される役割を中心にお話をいただきました。

 第1章では、学校にとっての組織マネジメントとは、「環境変化に、自ら変化させることで、より社会に貢献し続ける技術」であると定義し、トップ(校長)のリーダーシップのもと提示された学校ビジョン(学校経営計画等)を実行し課題解決を図っていくためには、組織においてミドル層に厚みをもたせることが不可欠であること。
 第2章では、学校の強みを活かし教職員一丸となって成果をあげるためには、専門性を身につけたミドルリーダーがビジョンの翻訳者としての役割(キーパーソン)を期待されること。
 第3章では、日頃の教育活動や取組みを子どもたちに提供できる「教育成果」といえるレベルにまで高め「わが校の特色づくり」に結びつけるためには「SWOT分析」の活用が有効であること。
 第4章では、トップ(校長)の将来展望(夢)の実現に向けたミドルリーダーを中心とする小集団による成功体験の積み重ねが、教職員の意識変革の連鎖を生み出す大きな力となり組織の変革につながること。また現下の新型コロナウイルス禍のような危機事象は、一方で組織に変革を生み出すチャンスでもあるので、ぜひ学校経営の要となるミドルリーダーには、学校の活性化・改革に向けて頑張ってほしいという期待をこめた言葉をいただきました。
 

 各章終了後の演習では、受講者に「わが校」(所属校)について様々な角度から考察してもらう「演習」が用意されており、教育現場での実践に向けて理解を深めることができたのではないかと思っています。

  参加した受講者からは、「『チーム学校』の基礎をつくり上げる上で、非常に大切な視点を多く学ぶことができた。」、「自分がどのように動くことが学校全体にとって効果的であるかという視点を持って今後の業務にあたる必要を感じた。」、「今回の研修を通して、ミドルリーダーと呼ばれる立場の役割について理解できたと思う。」、「ミドルリーダーとしてまず自分がやってみるという姿勢を示し、学校の中で管理職と現場の教職員との橋渡しになれる人材をめざしたい。」などの意欲的な感想があり、今後、ミドルリーダーとして活躍につながる多くの学びを得る研修となりました。

                                                             (学校経営研究室)

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