大阪府教育センターで毎年実施している「小・中学校リーディング・ティーチャー養成研修」について紹介します。
本研修はこれからの学校経営を組織的に支えていく人材として必要な資質・能力や指導力の向上を目的に、府内各市町村教育委員会の推薦を受けた教員を対象に行われるものです。
今年度は年間６回にわたって、以下のテーマでの講義・演習を行っていきます。
第１回 「大阪府の教育課題」「学校組織の活性化に向けた各自の目標設定」等
第２回 「校内研究の意義と担当者の役割」/「カリキュラム・マネジメントの意義とその充実に向け
て」(選択)
第３回 「大阪府における人権教育の現状と課題」「『ともに学び、ともに育つ』教育の推進」
「大阪府の教育コミュニティづくり」
第４回 「教職員の服務規律とハラスメント防止」「学校における生徒指導事例研究」
第５回 「取組みの中間報告会」「リーダーシップとコミュニケーションスキル」
第６回 「取組みの成果報告会」「組織の活性化に向けた学校組織マネジメント」
ミドルリーダーとして、さまざまな大阪府の教育課題についての理解を深め、組織を活性化し課題解決を図っていくための具体的手法を学んだのち、受講生がそれぞれの所属校で実践した成果を持ち寄り、研究協議を行う実践的な内容の研修です。
残念ながら、新型コロナウィルス感染拡大防止のため第1回から第4回までの研修はWeb開催となりましたが、第5回、第6回では、所属校での取組成果や課題を他の受講者との交流をとおして共有し、今後、ミドルリーダーとしてどのように組織活性化につなげていくのか、自由闊達に議論していくこととしています。
これまでのWeb講義の受講者からは、「ミドルリーダーとしての自覚が芽生えた。」、「今まで自分が取り組んできたことについてあらためて見つめ直すよい機会になった。」、「自分自身が果たすべき役割を明確に意識することができてよかった。」等、ミドルリーダーとして意欲あふれる感想が寄せられています。引続き学校経営の要としての資質に磨きをかけていただくよう期待しています。
（学校経営研究室）