発達障がいのある子どもの学びの充実をめざして（支援教育推進室）
令和２年９月９日（水）に「支援教育実践研修Ｆ（発達障がいに関する内容）」を実施しました。この研修は幼稚園、認定こども園、小・中・義務教育学校、高等学校及び支援学校の教員が対象の研修です。研修の目的は発達障がいのある子どもの教育に関する知識や、技能についての認識を深め、一人ひとりの障がいの状態や教育的ニーズに応じた指導方法や指導内容等、実践的な指導力を高めることです。
前半は八尾市立美園小学校の岡本喜代美教諭より学校現場での発達障がいのある子どもに対する具体的な実践例が示され、教材・教具等の紹介がありました。ソーシャルスキルを学ぶことができるカルタなど、日々の指導に取り入れやすいものが多く紹介され、受講者の皆さんも休み時間に使用方法などを岡本先生に尋ねる様子が見られました。
後半ご講義いただいた田中様は支援学校の教諭として勤務された経験があり、現在は発達障がいのある方の就労支援事業所で代表をされています。講義では障がいのある方が個性を生かして働く姿などが紹介され、適切な支援や就労先とのマッチングによって、職業的な自立を果たすことができることについて話していただきました。
受講者の皆さんからは
「担当している子どもに近い実践報告を聞き、手立ての参考になりました。」
「目の前にいる子どもの将来の姿を想像しながら関わる視点の大切さを再確認しました。」
などの感想が寄せられました。本研修での学びが一人でも多くの子どもたちに還元されることを願っています。
（支援教育推進室）