【工業科】仕上げ・旋盤 実技指導力向上研修を実施

 8月7日(月)~28日(月)の間の5日間で、工業科の実技指導力向上研修を実施しました。この研修は、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社、大阪府立工業高等学校長協会及び大阪府教育センターが連携することで実現しています。

 コロナ禍で令和2年度から4年度まで開催できなかったため、4年ぶりの開催となりました。今年度は、仕上げ研修に10人、旋盤研修に3人の教員が受講しました。安全教育に始まり、作業の原理、コツ等を丁寧に指導していただきました。普段は教える側の教員が教えられる側になることで、どのような指導が生徒に伝わりやすいのか等、生徒が技能を高めるための学びのコツを体得することができました。特に久しぶりの対面による実技研修で教員どうしが汗を流しながら協働して取り組む姿が印象的でした。

 今回指導にあたってくださったパナソニックの講師の方々は、技能五輪出場選手の指導にあたられるなど、いずれも高度な技術をお持ちの方であり、受講者にとってこれ以上ない貴重な経験となりました。また、本研修の受講経験者で指導経験が豊富な教員にも、アシスト教員として研修に参加していただきました。こうして学校間を越えて技能が伝承されることで、大阪府全体の指導力向上に結びつくと考えます。

 最終日の8月28日(月)には、締めくくりとして成果発表会を行いました。

受講者からは、「4日間の実技研修があっという間でした。もっと学びたいです。」、「作業中の気の緩みは態度、姿勢、行動に表れ、安全や作品の精度に影響することを身をもって体験した。」、「教員自身が実習を楽しんでみせることが、生徒の興味・関心を高めるのに有効であるとわかった。」などの声が聞かれました。

この研修で得た多くの気付きや成果が学校で生かされることを期待しています。

2.jpg3.jpg高等学校教育推進室

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