6月20日(木)に大阪府教育センターでCST(コア・サイエンス・ティーチャー)学習会(第1回)を開催しました。学習会は、学習指導要領の趣旨に沿った理科の授業や評価の在り方について理解を深め、校内や地域での理科教育を推進する取組みの見通しをもつことをねらいとしています。
前半の講義では、国立教育政策研究所の真井調査官に、「これからの理科教育を考える-学習評価の在り方からの授業改善-」と題して、日本の教育の現状や学習指導要領改訂のポイント、指導と評価の計画など、理科教育の推進を担う先生方に向けてたくさんのことをお話しいただきました。また、指導案検討の演習にも取り組みました。
後半の協議では、理科教育の推進のためのプラン作りに取り組みました。昨年度実践した内容について、グループ協議を通して振り返り、今年度解決したい課題について、どのように取り組むかを考えました。
受講者からの感想を紹介します。
・子どもの発見した課題から授業を展開したり、計画や実験方法を考える時間を大切にしたりすることがこれからより一層重要になっていくなと感じました。
・あらためて、単元計画の重要性を感じました。また、他の先生方の実践事例や協議を通して、多様な見方に気付くことができ、とても良い学びとなりました。
・課題設定の大切さと難しさを感じました。小学校からの積み重ねが大切だと再確認できたので、「難しいからやらない」にならないよう、大切さをしっかり伝え、実践できる先生方を増やしていきたいです。
第2回は所属校等で実践を行い、第3回は実践を持ち寄り、受講者どうしで成果や課題を振り返りながら、今後の理科教育の推進について考えます。
(小中学校教育推進室)