6月13日(木)に大阪府教育センターで「高等学校における支援教育コーディネーター研修」の第1回を実施しました。
最初に支援教育課の指導主事より「高等学校における支援教育の推進に向けた取組み」について講義を実施しました。後半は、宮川医療少年院の元院長であり、現在は、特別支援教育ネット代表の 小栗正幸 様をお招きし、「障がいについての理解と特性に応じた指導・支援」をテーマにご講演いただきました。ユニバーサルデザインの7つの理念を基に、高等学校段階における生徒が示す困難さや、それに対する具体的な指導・支援の方法等を、先生自らの実践や経験を交えてお話いただきました。生徒から表出されるさまざまなメッセージをどう受け止め支援するのか、子どもたちの心理にも触れながら、たくさんの方法を教えていただきました。研修終了後も、小栗様と受講者が話をしているのが印象的でした。
受講者の感想等より
・支援コーディネーターの役割として、サポート校で実施される連絡会に参加し、他校とのつながりを 大切にしていければと思いました。
・生徒への対話を通した具体的なアプローチが参考になりました。
・情緒が不安定な生徒や愛着の課題を抱えている生徒に、承認欲求に基づいて考えるという点が大変参考になりました。
・今までの自分の対応に新たな方法が見つかったようでした。ぜひ活用していきたいと思います。
第2回では、「個別の教育支援計画と個別の指導計画の作成と活用に向けて」と題し、府立枚方なぎさ高等学校における実践発表から、実際の作成と活用につなぐための具体的な指導・支援の方法を考えたいと思います。