6月21日(金)に、中学校「数学」授業づくり研修(第1回)を、大阪府教育センターFTR(Future Training Room)で実施しました。本研修は、中学校数学科の授業づくりに関する指導力の向上を目的としています。
前半は、授業づくりで大切にしたいこととして、学習評価を生かした授業づくりと、数学科における「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について、講義とワークショップを通して理解を深めました。子どもたちの「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、数学的活動を充実させることの重要性について、実際に「対称な図形」の授業の一部を体験しながら、考えることができました。特にワークショップでは、オンライン掲示板アプリ「Padlet」を活用して、受講者の考えを効率的に共有しながら考えることができました。
後半は、第2回に向けて、自身で設定した課題を解決するための実践プランを考えました。他の受講者と対話しながら、単元や1時間の授業のイメージを少しずつ作り上げようと試行錯誤する受講者の様子が見られました。
受講者の方々からは、「日々悩んでいる評価のことについて道筋が見えてきて、自分のやるべきことがわかりました。」「正しく理解できていなかった、『統合的、発展的』という言葉と自分の取組みがつながり、他の先生方と対話することで、新たな発想も生まれました。」などの感想をいただきました。
第2回は12月を予定しています。自身の実践についての課題解決をめざして、実践された素敵な取組みを共有できることを楽しみにしています。
小中学校教育推進室