『発達障がいのある子どもの理解と指導について』

 9月4日(水)に『支援教育実践研修F(発達障がいに関する内容)』を大阪府教育センターで実施しました。今回の研修内容は『発達障がいのある子どもの理解及び指導の実際』です。幼児・児童生徒に関わる、さまざまな教育機関の教員が参加しました。

 はじめに、泉大津市立小学校から、支援学級の学級づくりや自立活動の取組みについて紹介していただきました。その中で、「子どもたちの話し合いに教員が最初から参加するのではなく、会話を見守り、子どもたち自身で答えを見つけ出すことが主体性に繋がる」とお話しされていたことが印象的でした。

 次に、四天王寺大学教育学部の長澤洋信准教授から、発達障がいの基本的な内容についてご講義いただきました。また、自立活動の指導内容の体験やグループワークでの意見交流を通じ、子どもの良さを生かす、または不得意な部分を改善する等、様々な視点から指導・支援について考える機会となりました。自立活動についての理解もより深まったと思います。

研修後の受講者からは...

・この研修をヒントに自立活動の学習会を支援チームで行いたい。

・できない事ばかりに注目しがちであるが、本人の気持ちも大切にしながら、取組み内容を

一緒に考えて行けたらと思いました。

・支援の方向性として、改善ではなく、補い、強みを伸ばすという3つの視点を大事に、指

導を進めて行きたいです。

 今回の研修が、先生方の新たな学びとなり、子どもに応じた更なる指導力の向上に繋がってほしいと思います。

支援教育実践研修、障がい理解・啓発研修のお知らせ

  支援教育推進室では、支援教育実践研修A~Fを9月に実施いたします。

  視覚障がい、聴覚障がい、知的障がい、肢体不自由、病弱、発達種がい、それぞれの障がいに応じた指導・支援についての内容になります。学識経験者や専門家、学校の先生方から講義・実践発表をしていただきます。

  また、障がい理解・啓発研修では、先生方に向けて、当事者の方からの講話をしていただきます。

  

  参加を希望される方は、所属の管理職等とご相談のうえ、お申込みください。

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