9月9日(月)に、支援教育コーディネーター研修(第2回)を実施しました。公認心理士・特別支援教育士の資格を持つ、府立支援学校の教員を講師に、『カウンセリングマインドを生かしたコンサルテーションの方法』をテーマに研修を実施しました。
カウンセリングマインドとは、「受容」「傾聴」「共感」等、他者とのコミュニケーションを円滑にするための心構えをいいます。「コンサルテーション」とは、異なった専門性や役割をもつ者どうしが、子どもの問題状況について検討し、今後の援助のありかたについて話し合うプロセスをいいます。
研修では、話し役と聞き役を決めて、コンサルテーションのロールプレイを行いました。コンサルテーションを上手に進めるためには、質問の仕方や子どもの指導・支援に役立つ様々なリソースの活用がポイントになっており、どの受講者もこれらを意識して取組んでおられました。
受講者からは、「コンサルテーションの具体的なやり取りについて進め方がよくわかりました。」「訪問相談の際に自身のテクニックとして、今後取り入れていきたいと思います。」といった感想が寄せられました。
支援教育コーディネーターの業務にあたられるときに、コンサルテーションの方法を取り入れることで、子どもたちの指導・支援の充実につながることを期待しています。