10月27日(日)より、「令和7年度大阪府公立学校教員採用選考テスト合格者対象セミナー」が始まりました。本セミナーでは、4月からの教員生活にあたり、授業づくり、学級づくり、子どもとの関わり方、保護者との連携等の教員として身に付けてほしい基礎的な内容の講座を集合及びオンデマンド開催にて実施します。
10月27日及び11月2日は、集合開催にて午前に基本講座を、午後にテーマ別講座「子ども同士がつながる体験活動」を開催しました。基本講座の前半は四天王寺大学 副学長の和田先生より「新規採用者への期待」と題し、学級経営、保護者対応、仕事の進め方等について受講者へのアンケート結果やワークを交えながらお話をいただきました。後半は、「子どもたちとのよりよい出会いに向けて」と題して、指導主事が講義をしました。個人ワーク、班別交流を通して、「どんな先生になりたいのか」「先生になってどんなことをしたいのか」について考え、その後「それが本当に子どもたち全員にとって良い先生なのか」との問い掛けに対して、再度、参加者同士で意見交流をし、「子どもたちから望まれる教員」について考えを深めました。
「教員として忘れてはいけない大切なことを学んだ。」「ワークや交流があり、楽しみながら学ぶことができてよかった。」等の感想から、参加者が講義・交流をとおして、教員としての姿勢やあり方等について深く考えることができたことが伺えました。
午後は、大阪府青少年活動財団のみなさまを講師としてお迎えし、「子ども同士がつながる体験活動」を開催しました。「人間関係づくりの必要性や重要性」等についての講義後、25人程度のグループに分かれ、人間関係づくりトレーニングを体験し、体験活動の意義や集団活動の効果等について理解を深めました。
「体を動かす活動をとおして、人とつながることができること、集団でしか味わえない達成感を学ぶことができた。」「体験活動をとおして、すぐに場が温かくなったり、笑顔を交わせる経験ができたことがとてもよかった。」「子どもたちとどんな活動をしながら楽しむことができるのかを考えることができる良い機会だった。」等の感想から、子ども同士が協力関係を築いていく上での教員の役割について理解を深めることができたものと考えます。
今後の集合講座は、11月17日開催の「『わかった』と思える授業づくり」「つながる、つなぐー子ども理解と集団づくりー」、12月1日開催の「学級づくりの基本」「子ども、保護者との関わり方」、12月15日開催の「現職教員に学ぶ」の5つの講座です。また、これらの講座の一部については、11月26日より順次、オンデマンドにて配信します。4月からの教員生活に向けて、私たち指導主事がサポートいたします。当センターにて合格者のみなさんにお会いできることを楽しみしています。
学校経営研究室