12月1日に「学級づくりの基本-4月からの教員生活に向けて-」と「子ども、保護者との関わり方」についてテーマ別講座を実施しました。
○講座 「学級づくりの基本-4月からの教員生活に向けて-」
校種別に、4月からの「学級づくりのポイント」に焦点を当てた講義を行いました。
演習では「子ども理解」や「保護者連携」といったキーワードにし、事例をもとに、子どもたちとどのように関わり、学級を運営するかを班ごとに話し合いました。
参加者からは、
•「演習や具体的な事例などを織り交ぜていただき、とても勉強になりました」
•「保護者が不安に思っていることや子どもが不安に思っていることを理解し、安心できるような対応をとることを考えていきたいです」
•「学級づくりの基本を、事例などを通して、理解を深めることができました」
などの感想が寄せられ、より良い学級づくりについて深く考える機会となったことがうかがえました。
○ 講座「子ども、保護者との関わり方」
この講座では、教育相談と支援教育の2つの観点から講義を行いました。
•教育相談
子どもや保護者から相談を受けた際に活用できるカウンセリング技法を紹介しました。受講者同士で演習を行い、その効果を体験しました。
特に保護者との関わりについて、「保護者の『思い』を受け止め、『願い』を理解する」という考え方をまとめとして提示し、参加者は真剣な表情で保護者との関わりについて考えていました。
•支援教育
大阪府の支援教育の概要を紹介し、気になる児童生徒の背景にある「困難さ」を理解することの重要性を説明しました。また、参加者で「『困った子ども』から『困っている子ども』への見方を変える」必要性についても共有し、支援教育の観点は特別なものではなく、どの教育現場でも求められる基本的なものであることを確認しました。
○今後の予定
12月15日に開催の「現職教員に学ぶ」が最後の集合講座となります。
昨年の参加者からは、「4月からのヒントをもらえた」「同期との交流で不安を共有し、安心した」といった声が寄せられています。
4月からの教員生活に向け、指導主事や先輩教員、同期の仲間とともに不安や悩みを解消していきましょう。当センターで、合格者のみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
これまでの講座の様子を動画で一部紹介します。以下のリンクからご覧いただけます:
(学校経営研究室)