12月25日(水)に開催された、令和6年度大阪府教育センター研究フォーラムは、「大阪の子どもたちのウェルビーイングの向上~教育からのアプローチ~」が共通テーマです。
第6分科会では、「高等学校における不登校生徒支援の可能性~支援の現場から見えてきたこと~」をテーマに、実践発表や講演を行いました。
はじめに、指導主事より、教育相談室が取り組んでいる調査・研究について報告しました。
次に、大阪府高等学校教育支援センター ルポンと連携して生徒支援を行った府立高等学校2校より、具体的な事例をもとに実践発表が行われました。大阪府教育センター附属高等学校からは、生徒への関わりに焦点を当てた発表、府立八尾北高等学校からは、生徒の学校復帰に向けた校内における条件整備に焦点を当てた発表でした。
最後に、大阪信愛学院大学の 齊藤 誠一 教授より、実践発表への御講評ならびに「不登校生徒支援の可能性」について御講演をいただきました。不登校における国の動向などのマクロな視点から、不登校生徒との関わりのコツなどのミクロな視点まで、データや知見を踏まえて様々な視点からお話しいただきました。
参加者からは、次のような感想が寄せられました。
「実践報告等を聞く中で、自身の経験を振り返り、不登校における生徒支援の在り方について考える 時間になりました。」
「アセスメントを行ううえで、中学校と高等学校の情報交流がとても重要になると思いました。中学校教員として高等学校の現状が知れて良かったです。」
「生徒や保護者の思いを受け止めながら、学校として何ができるのか、一緒に考える姿勢が大切だと感じました。」
本分科会が、皆様のより良い実践に生かされ、子どもたちのウェルビーイングの向上につながっていくことを願っています。
教育相談室