11月2日(土)は午前中に「授業公開」を実施した後、午後から、中学3年生とその保護者を対象とした、「11月岸和田高校見学会」を開催しました。昨年度までは定員に達した時点で見学会への参加申込を打ち切っていましたが、今回は希望されるすべての方に参加いただきたいとの思いから、Ⅰ部とⅡ部の2展開とし、1部は12:40から、Ⅱ部は14:30から実施しました。その結果、特にⅡ部では席に余裕があったため、来年度は対象を中学2年生にも広げたいと考えているところです。
Ⅰ部・Ⅱ部とも、まずは岸高ホールにおいて全体説明会を行いました。全体説明会の進行についてはこれまで教員が行っていましたが、できる限り、生徒を前面に出したいとの考えから、今回初めて生徒自治会長に進行を任せることにしました。時間配分も予定どおり、内容面でも期待どおりで、立派に重責を果たしてくれました。どうもありがとうございました。
全体説明会では、本校の取組などの説明に先立ち、オープニングパフォーマンスとして、Ⅰ部では音体部によるダンスを、Ⅱ部では少林寺拳法部による演舞を披露しました。その後、オープニングパフォーマンスの代表生徒に加えて、当日の受付・駐輪場案内を担当してくれた女子バレーボール部、軽音楽部、天体部、書道部の代表生徒にインタビューを行いました。舞台に上がった生徒たちは、自己紹介と自分が所属するクラブの紹介に加えて、岸和田高校のセールスポイントや中学生へのアドバイスなど、自分の言葉でしっかりと話しをしていました。
セールスポイントでは、勉学と部活動や学校行事との両立、楽しい高校生活、本校生徒の人柄の良さ、教員による丁寧な指導などに関する話しに加えて、食堂の人気メニューや本校正門前にある岸和田城のことなど、様々な視点から話しをしていました。中学生へのアドバイスに関しては、高校受験に対するプレッシャーを感じ、精神的にもしんどい時期を迎える中学3年生に対して、生徒一人ひとりが自らの経験を踏まえたアドバイスであったり、励ましの言葉をかけたりしていました。私は舞台裏で、本校生徒の「人のよさ」「温かさ」を感じ、喜びながら、生徒たちの話しを聞いていました。
その後、私から挨拶させていただきました。来校いただいたお礼の言葉の後、本校生徒の「中学生の時、岸和田高校は勉強ばかりのイメージだったが、入学してみたらとても楽しい」という話しを聞き、その思いを直接生徒たちから中学生に伝えてもらいたいと考え、岸高見学会では多くの生徒たちに語ってもらっていることを伝えました。私は生徒たちに「楽しく充実した高校生活を送ってほしい」と伝えていますが、そのことを中学生にも理解してもらえたら嬉しいです。
また、パンフレットにある「グラデュエーション・ポリシー」を踏まえ、生徒たちにどのような力を付けたいかについて話しをしました。「主体的に取り組む」、「GLHS・SSHとして本校が実施する取組に積極的にチャレンジする」、「しんどいことにも粘り強く取り組む」ことなどを重視し、様々な活動・体験を通して、コミュニケーション力や他と協働する力などを身に付けるとともに人間性を高め、大きく成長してほしいと願っていることを伝えました。そして最後に、この後の生徒たちによる本校の取組についての説明を聞いて、「中学生の皆さんには岸和田高校に入りたい、保護者の皆さんには子どもを岸和田高校に入れたいと感じていただければ嬉しいです」という言葉で締めくくりました。岸和田高校の魅力を十分に理解してもらったうえで、受験してくれることを願っています。
その後、生徒自治会長の進行のもと、本校の学校生活や学校行事・取組などについて、自らの説明に加えて、実際に「オーストラリア研修」や「グローバルリーダー養成プログラム」、「探究スタディツアー」に参加した生徒や「台湾修学旅行」に行った生徒、「スーパークラス」の生徒などからの話しも交えながら、プレゼンテーションを行いました。
岸高ホールでの全体説明会終了後は、自由に校内見学や部活動見学などをしてもらえる時間としました。校内見学では、「解体新書」や「学問のすゝめ」などを展示している郷土資料室や、岸和田中学時代の物理実験器具などを保管している科学資料室、ニホンアシカのはく製などの生物標本、そして本校屋上にある府立高校では珍しい「天体ドーム」なども見学してもらいました。ただ、部活動見学については雨が降っていたこともあり、当初の予定どおりとはいかず、部活動見学を楽しみにしていた皆さんも多くいたのでしょうが、とても残念でした。
ご参加いただいた皆様には、本校のことを少しでも理解いただけたのであれば幸いです。また、ご質問などありましたら、学校にお問い合わせください。お休みの中、また、雨が降る中、ご参加いただいた皆様方、どうもありがとうございました。